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2012年10月03日

日野原先生

いつも読んでいただきありがとうございます♪



今日は小学生新聞に記載されていた聖路加国際病院の日野原先生の記事より。


いのちの授業 小学生のみなさんへ



白血病で入院中の十代の少女を回診したときの話をしましょう。


「入院中は動けないが、何かをスケッチしてごらん」と彼女に勧めました。


後日、彼女は時間をかけて描いたシマウマのデッサンを見せてくれました。


私は彼女の絵がとても丁寧で上手なので感心し、


「体が弱くても絵描きさんになれますよ」と伝えました。


彼女は今、まっすぐ将来と向き合ってがんばっています。



少女は白血病で悩んでいても、その病床で得るものはたくさんあると思います。


それが家族との絆となるのです。


心の絆は、目に見えませんが、人と人との心のコミュニケーションを密にしてくれるものです。



みなさんは、すでに学校よりはるかに長い時間を家族と過ごしています。


変わり映えのしない平凡な繰り返しの時間だと思っていませんか?


私も昔はそう思いました。


実は、それこそが大きな宝物なのですよ。


いいときも、悪い時も家族は一緒にいて体験を共にしています。


それが家族のすごいところです。


子供のきみだって家族の大事な一員です。


目に見えないけれど、おたがいが支えあって家族は成り立っています。


家族とはなれたとき、初めてしみじみと思い返される時間なのかもしれません。


家族との平凡な生活の中で、きみの心「芯」が作られていきます。


家族とはなれても、お互いのことを思い合えるのは、心の「芯」が相手とつながっているからなんです。


何でもない毎日をどうぞ大事にしてください。









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