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2011年08月16日

天国のあなたへ

いつも読んでいただきありがとうございます。





今日はゆうさんのプログより





靖国神社の遊就館に展示されている


遺族の文章です


想像すると、涙が溢れてきます。。。




[天国のあなたへ]

柳原タケ




娘を背に日の丸の小旗をふって


あなたを見送ってから


もう半世紀がすぎてしまいました。



たくましいあなたの腕に抱かれたのは


ほんのつかの間でした。



三二歳で英霊となって天国に行ってしまったあなたは


今どうしていますか。



私も宇宙船に乗ってあなたのおそばに行きたい。



あなたは三二歳の青年


私は傘寿(八十歳)を迎える年です。



おそばに行った時


おまえはどこの人だ、なんて言わないでね。



よく来たと言って


あの頃のように寄り添って座らせて下さいね。



お逢いしたら娘夫婦のこと


孫のこと


また、すぎし日のあれこれを話し


思いっきり甘えてみたい。



あなたは優しく


そうかそうかと


うなづきながら


慰め、よくがんばったねとほめて下さいね。



そして、そちらの「きみまち坂」につれて行ってもらいたい。



春、あでやかな桜花


夏、なまめかしい新緑


秋、ようえんなもみじ


冬、清らかな雪模様



など四季のうつろいの中を二人手をつないで歩いてみたい。



私はお別れしてからずっとあなたを思いつづけ


愛情を支えにして生きて参りました。




もう一度あなたの腕に抱かれ


ねむりたいものです。



力いっぱい抱きしめて


絶対にはなさないで下さいね。



~~~

この天国への手紙は柳原タケさんが


八十歳のときに書いたものです




この時代では、新婚生活がちょっとで


死別になってしまった方がいらしたんですよね。




よっしゃ~


今日も張り切っていきましょう!


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