はじめ院長の日記

研修時代のずいぶん以前のことです。



午前中の診療時間が過ぎて最後の患者が帰られたその時に

足首をねんざしたであろう患者さんがいらっしゃったので、

院長に相談したところ


『時間すぎてるんだから院長がいないって言って！』



びっくりしました。

まさか患者さんを診ないとは思っもいなかったからです。


大変心苦しかったのですが、しかなたく、その旨をお伝えして

帰っていただいたことがありました。




その数日後、今度は自分が手のひらに湿疹ができてしまい、

かゆみで仕事がままならないため、仕事を終えてから急いで

皮膚科に行きました。


皮膚科に到着したころには診療時間が終わる時間になってしまって

急いで入ろうとした瞬間スタッフがでてきて門を閉めようとしたのです。

丁重にこちらの事情を説明して、お願いしたのですが、


『時間ですから』

の一言で取り扱ってはくれませんでした。




たしかに診療時間が終わるころでしたので、諸事情があるとは

思いますが、まさか診てもらえないとは思っていなかったため、

その時もたいへんなショックを受けました。





スタッフ側の見方からすると、そういった患者さんを受け入れて

いたらスタッフの休み時間が削られてしまう。

そういう意見も当然あると思います。


でも、患者さんからすると

『ちょっと冷たい院だな』と思ってしまうのではないでしょか。



診療時間外に急なケガをされる方もいますし、故意ではなく時間外に

間違って来院されるかたもいらっしゃるでしょう。


そんな時は本院では快く診療することにしています。





先日も初診で来られた患者さんが時間外に来院されました。

昼休憩に入っていたため、自分以外のスタッフは出払っていま

したし、治療機械を全部片付けてしまっていましたから、少し

慌てましたが本来と変わらない施術をいたしました。


帰り際に患者さんから時間外に来てしまったお詫びと、

感謝の言葉をいただき、こちらもとても気分が良くなりました

患者さんを治し、癒す事が自分にもかえってくる。

しかも感謝される！　ありがたいことです！！




患者さんのケガを施術するだけでなく心も癒していく。


スタッフも人として成長し幸せな気持ちになる。



最終的に患者さんもスタッフもみんなが幸せになる


そんな鍼灸接骨院を目指しています。