悔しいときは
いつも読んでいただきありがとうございます。
今日は「はじめに言葉ありき…」の島地勝彦さんより
「悔しいときは、奥歯を噛みしめて笑え」
ある年のゴルフのマスターズトーナメントにいった
親しいジャーナリストが帰国して興奮しながら
わたしにいった。
「歳とともにパットに苦しむようになったトム・ワトソンが
例の難しいといわれるグリーン上で、ピンそば2メートル
につけたバーディーパットをうった。
ボールはカップをなめて無惨にも1メートルもオーバー
した。
そこから返しのパットも入らず、また1メートル残った。
かわいそうにそれも入らなかったんだ。
4パットしてしまった。
そこでワトソンはどうしたか。
彼は耳たぶを真っ赤に染めつつも表情をなにも
変えることなく、むしろちょっと微笑んで
グリーンから去っていったんだよ。
おれは長いことゴルフの試合を観戦してきたが
あのときほど感動したことはなかったね。
体が震えたぜ」
煮えかえるほどの悔しさでワトソンは、きっと奥歯を
噛みしめていたにちがいない。
それを表に現わさず、微笑まで残して立ち去っていった
ワトソンに観客は感銘を受けたことだろう。
バーディ・パットを沈めた以上のことが起こったので
ある。
このワトソンの誇り高さが多くのファンをつくったのである。
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悔しいときこそ、逆境に立たされたときこそ
その人の真価が問われますもんね。
人生には奥歯を噛みしめて泣きたい気持ちを
我慢しなければならない場面が多々ある。
そのとき、平常心を装うところに幸運の女神が
降りてくるんですね。
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